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2019.04.29
その他施肥設計

日持ち・棚持ちを良くしたい ~求める狙いを栽培方法で実現する ③

株式会社然は、Apex-10 エーペックステンを始めとする農資材事業以外に、
卸売り事業部門もあり、国内の主要な百貨店、高級スーパーとはほとんどお取引させて頂いています。

各営業スタッフは、ほぼ毎週、各バイヤーの方々と打合せや情報交換をさせて頂くのですが、
現場からのご要望として、『 日持ち、棚持ちの良い商品が欲しい!』という意見を良く頂きます。



野菜や果樹などの生鮮品は、どうしても生鮮というカテゴリー上、
毎日売り切れることは理想ですが、中々そうもいきません。
日をまたいでしまうこともあり、中には生鮮ですから傷みなどが出てくると廃棄処分せざるを得ない場合もあります。

廃棄処分は、お店にとってはすなわち『損』でしかありません。
ですから、お店側からすると、少しでも良い状態を持続できる『日持ち・棚持ちの良い商品』は死活問題なのです。

さて、それでは

『どのようにすれば、栽培する野菜や果樹の日持ちや棚持ちが良くなるのだろうか?』

野菜の表皮は、当たり前の事ですが繊維で出来ています。
この繊維を作り、繊維同士を補強してくれるものが、石灰とホウ素です。

石灰は表皮を形成する上で必要不可欠なミネラルであり、
ホウ素は細胞壁をしっかりさせるペクチンの繋ぎ役として大きな役割を持ちます。



特に黒ボクなど、土壌特性による条件によって
日持ちや棚持ちが良くない場合は、石灰を上限値の20%程度多くすることで、
目視レベルで表皮がしっかりしてくることが実感できるはずです。

別途、ホウ素は過剰症※の危険もあるので、
使用している肥料にホウ素が含まれている場合は、下限値に設計しましょう。

※ホウ素過剰症

  1.  亜鉛欠乏と同様、初め下位葉の葉縁部に黄化症状が現れます
  2.  やがて葉縁部が内側に巻き込み、葉は「落下傘葉」化します
     さらに症状が進行すると葉縁部の黄化症状は壊死斑へと変化します

また日持ち、棚持ちは基本的に野菜の表皮や組織を作っている『繊維』を強くすることが大切!
だと申し上げましたが、繊維は光合成によって作られる『炭水化物』が多数結びついたものですから、
光合成を効率よく高いレベルで維持するために、『苦土』をきちんと施用することが大切です。

苦土については、他の記事でも繰り返しご説明していますが、
葉緑素の中心物質で、光合成を担う主役級のミネラルなのです。

         
他には、細胞組織を緩めてしまう働きがある、『カリ』の多施用は、
日持ち・棚持ちを悪くしがちです。

苦土を増量し、その分カリを減量する設計で、
日持ち・棚持ちは改善できるでしょう。

これらも、同じ施肥設計をしても、APEX-10 エーペックステンをベースに使用する、しないでは、
APEX-10 エーペックステンを使用した方が、圧倒的に素晴らしい効果を得ることができます。

免疫力の低い、病気がちの人が、栄養価の高い食べ物を摂取しても身体が受け付けず、
免疫力の高い、健康な人が栄養価の高い食べ物を食べた時の効果と比べ物にならないのと同じことです。
(病み上がりの場合、お粥などを食べるのと同じことです。)

腐植は大地の力。
すべての植物が育つ源なのです。

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住所:兵庫県芦屋市大原町9-1-806

HP:https://apex-10.com/

問合せ時間 08:30~17:30

【発行者】 APEX-10 販売促進事業部
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豊かで強い儲かる農業を創造します。~

株式会社 然
資材事業部 apex-10    TEL:0797-35-3120

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