~収量を高めたい!~求める狙いを栽培方法で実現する ②
質を求めるか! 量を求めるか!
はたまた、量も質も求めるのか!
いずれにしても、『収量』 『品質』共に、農業においては求められる技術の一つです。
最終的には、反収でどう考えるかになりますが、今回は『収量を高める!』を見て行きましょう。
収量を高めるテクニックとして、簡単な考え方は「糖度を高める方法」と反対の方法を考えれば良いです。
その①
窒素の多いアミノ酸肥料を使う
収量を高めるということは、細胞を作ること。
つまり、細胞作りは窒素肥料であるアミノ酸肥料が主に役割をになっているので、
窒素成分の高いアミノ酸肥料を使うと、収量を高めやすいです。(目安としては窒素成分で4%以上)
アミノ酸肥料の窒素成分が多いということは、細胞を作る材料が多いということですから、
細胞一つ一つが大きくなり、数も増えます。 つまり個体も大きくなり、収量も増えるのです。
細胞作り | 繊維作り | |
ミネラル | ミネラル肥料 | ミネラル肥料 |
窒素 | アミノ酸肥料 | 堆肥 |
その②
石灰に比べてカリを多めにする
カリを多くすることで生育の制限をゆるめ、生長速度を速くします。
こうすると、作物は身体が大きくなり収量が増えやすくなります。
ただし!
カリの施用が多すぎると、拮抗作用によって石灰の吸収が阻害され、
生育が緩み過ぎ、野菜の細胞が柔らかくなり、病害虫の被害に遭いやすくなります。
また人参や大根、トマトなどでは“割れ”の発生が多くなります。
ですから、作目や畑の特徴を良く把握して施肥設計を行うことが大切です。
その③
果菜類の収量を高めたい場合
前述でも記載しましたが、個体を大きくしたり収量を上げる場合に
カリの増施の効果は高いものがあります。
ですが、果菜類の場合は、カリが多すぎると吸水が多くなり、裂果が多発したり、
細胞が柔らかくなり病害虫対策に苦労することになります。
ということで、果菜類で多収を狙う場合は、カリの増施とは別方法を取ることをお勧めします。
それは、
C/N比の高い窒素を使う!という方法です。
果菜類の収量を多くするには、まず着花がスムーズに行われなくてはなりません。
花飛びなどを無くし、花を多くつけさせ、実止まり良く、確実に肥大させること!が大切です。
その為には、ミネラル肥料をきちんと上限値で設計して、その上でアミノ酸肥料としてC/N比の高い、
窒素成分の少ないものを使うことです。
表1 各種有機物のC/N比
有機物 |
C/N比 |
大豆カス 魚カス | 10以下 |
土壌腐植 | 10~15 |
腐熟堆肥 | 15~20 |
畑作物茎葉(とうもろこし・てんさい等) | 20~50 |
稲わら・小麦など | 50~100 |
樹皮(バーク) | 100以上 |
表2 C/N比と微生物作用の関係
微生物の作用 |
有機物のC/N比 低 ← 20~30 → 高 |
有機物の分解 | 速い ⇔ 遅い |
無機態窒素 | 放出 ⇔ 取込み |
窒素飢餓発生 | 無 ⇔ 有 |
堆肥の腐熟度 | 完熟 ⇔ 未熟 |
先にも述べたようにC/N比率の高いアミノ酸肥料は、窒素成分は少ないものの炭水化物が多いのです。
この炭水化物部分が土壌中で分解する過程で腐植酸となり、施用されているミネラルがキレート化されて
野菜に吸収されます。(Apex-10 エーペックステンをお勧めする理由がお分かりかと思います)
野菜に吸収された炭水化物部分は、光合成の補いとなり、生殖生長を促す為、花数が多くなります。
また、ミネラルも効いているので花飛びも少なく、実止まりも良くなります。
これらを踏まえた上で、過剰にならない範囲でカリを小まめに追肥することで、
一つ一つの果実を大きくし、全体の収量を多くすることが出来ます。
同様の理由で、使用する堆肥もC/N比の高い、窒素分の少ないものを使うと良いでしょう。
※C/N比の低い窒素が向かない理由
C/N比の低い、窒素成分の多いアミノ酸肥料の場合、炭水化物部分が少ない為に
腐植酸のキレート化によるミネラル吸収が劣ります。
また窒素成分も多いので、生長点の生長速度が速く、光合成によって作られた炭水化物が生長点に集中して使用され、
果実や根酸生成への配分が減ってしまうのです。
生長は栄養生長に向かいやすく、花数が少なくなったり花飛びなどが生じ、生殖生長が安定しにくくなります。
これは、天気が良い時は問題ありませんが曇天や雨天になると、特にこのような傾向が強くなってしまいます。
いずれにしても、ミネラル設計、堆肥は必要ですが、
すべてはApex-10 エーペックステンを使用することで土壌の基本はすべてカバーできるのです。
つまり、あらゆる施肥設計、土壌改良など、これらを100%活用するために、
大きな力を発揮してくれるのがApex-10 エーペックステンです。
これは誇張でも宣伝でもなく、明確な事実。
人の免疫と同じで、土力が健全であり、適切な肥料(食べ物)を与えれば、
野菜は健康(美味しい)に育つのです。
自然本来の土壌の力、土壌の免疫力は腐植が大きな役割を担っています。
つまり、Apex-10 エーペックステンは大地のチカラの源なのです。
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