土の構成 主に腐植について
土壌(Soil)は、風化作用(Weathering)と生物の働きによって、
主に鉱物(Mineral)と生物体(Biomass:有機成分、Organic Constituent)から形成されます。
さらに鉱物は造岩鉱物と粘土鉱物、有機成分は生物、腐植の4つの要素の混合物に分けられますが、
中でも『腐植』について、よく質問があるので改めてここで詳しく記載したいと思います。
有機物=腐植ではありません
「有機」というと、作るにも食べるにも愛好者の多い「有機栽培」や「有機肥料」を思い浮かべる人が多いかと思いますが、
その「有機」とは異なります。
土に堆肥などの有機物を加えると、
土の中の水分の助けによって微生物が分解をしていきます。
このとき、すべての有機物が分解されて無機物だけになってしまうわけではありません。
有機物が分解されてできた成分などが再合成され、別の構造を持った有機物が生成されるということもあるのです。
どのような有機物ができるかは、土壌の特徴、すなわちテロワールによって異なり、同じものではありません。
その土壌に特有の有機物が作られるわけですが、これを腐植と呼びます。
したがって、堆肥や醗酵させて作った有機肥料などは有機物ではあっても腐植ではないのです。
堆肥や有機肥料などの有機物が分解され、別の構造の有機物に再合成された、固有の有機物が腐植ということです。
腐植を大まかに分類すると、下記のような内容になります。
- 広義の腐植(土壌有機物の部分)
- 非腐植物質(non-humic substances、腐植化されていない糖やタンパク質など)
- 腐植物質( humic substances、腐植化された高分子化合物群、狭義の腐植)
- フミン酸(「腐植酸」、pH2以下で非水溶性の画分、暗褐色)
- フルボ酸(すべてのpH域で水溶性の画分、黄褐色)
- ヒューミン(非水溶性の画分、黒色)
いずれにしても、腐植は土壌微生物の活動により動植物遺体が分解・変質した物質の総称で、
狭義には腐植化作用と呼ばれる分解・重合を繰り返し経て生成された、暗褐色でコロイド状の無定形高分子化合物群(腐植物質)を指します。
区分 | 腐植含有量 | 土色明度の目安 | 備考 |
---|---|---|---|
なし | |||
あり | 2%以下 | 5-7 | |
含む | 2-5% | 4-5 | |
富む | 5-10% | 2-3 | |
すこぶる富む | 10-20% | 1-2 | 古くは「腐植質土」(1930年代以前) |
腐植土 | 20%以上 | 2以下 | 「有機質土層」とも |
泥炭土に含まれる泥炭ごけ(ピートモス)は園芸土として使われることが多く、
腐葉土と用途や性質が類似していますが、酸性が強く、同じような働きは望めません。
石油は、有機由来説では生物の遺骸が高温と高圧によって油母に変化したものとして化石燃料と呼ばれています。
APEX-10 エーペックステンは腐植酸ですが、超濃縮液体堆肥と説明しているのは、
腐植土が長い年月を経て泥状化したものともいえるためです。
こう説明すれば、APEX-10 エーペックステンを使用しているゴルフ場(オーガスタなど)や、
NFLのグラウンド、ワイナリーや果樹園など、多くの結果が出ている理由もお分かり頂けるかと思います。
APEX-10 は自然が持つ大地の力そのものなのです。
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